昨日とある研修に参加した。
その中で自分が最も強く感じたことは、
改めて家についての考え方を明確にしておかねばということだった。

家というものの大前提は、
居住空間である。
そこは常に安定しており、安心感がある。
あまり興味を持たれないのだが、
やはり構造の頑強さは確実なものが必要だ。

そこを土台にして、
技術的進歩により快適な空間を得られることも重要である。
例えば、温度差のない室内であったり、リラックスできる寝室であったり。
人により快適さをどこに求めるかは違うだろうが、温度についてはかなりの人がどうにかしたいと考えている。

そして、最後に健康に暮らせるという点にまで配慮できればさらによい。
一定の断熱性能を備えた家に住むと、体質の改善が見られる。
また、室内の温度がムラなく一定に保たれていれば、急激な温度変化が体に与える悪影響も少なくなる。

これらの部分は家の基本性能に関わる部分である。
あまり興味をひく部分ではないのが残念だが、ここをいかにうまく伝えて納得してもらえるかが腕の見せ所である。